夢日記 第79夜 唐瓜列車の船に乗って

夢日記
08 /15 2017

こんにちは、ぽち猫です。
ダヤン君通院生活46日目…約6週目にして、初めてダヤンが獣医さんに「ハーッ!」と威嚇をする(休診日)。

夢日記アプリに投稿中の夢のお話です。




「迷子になっちゃダメだから、ちゃんとお家で待っててね!」

“彼女”はいつも私が迷子になる事を危惧していて、小さな足でドダダダダッ!と、床を蹴って迎えに来てくれていた。


――


足を濡らす感触には、もう慣れた。
延々と続く風景には、もう飽きた。

バシャッと飛沫、赤い花。
ボシャッと水音、石の塔。

時々、船に乗る影が通り過ぎていくけれど、“私”には関係なさそうだ。
“アレ”に乗るには不気味な船頭に話しかけなければならないし、何より進行方向が逆なのだ。

“私”はひたすら川の流れに逆らい続けた。
同族や見たことがあるようなないような存在を追い抜き、そして追い越されつつ歩みを進めた。

「…あら、やっぱりアナタだったのね。」

突然、声をかけられて驚いた。

――だって、ココに来てから初めて他人の立てる“音”を認識したから…。

顔を上げて見ると、緑色のゴツゴツとした“何か”があった。
ソレは不思議な形をしていたけれど、私はソレの上に座っている彼女に目を輝かせた。

「お姉ちゃん?黒のお姉ちゃんだ!」

「えぇ、久しぶり。アナタは“ドッチ”にするのか選んだの?」

首を傾げて彼女を見ると、彼女も“私”と同じ方向に首を傾げた。

「ドッチって…どっち?」

「前に進むか、留まるかの事よ。」

彼女が後ろを振り向くと、彼女が座っているモノと似たような緑の“何か”に座る存在がたくさんいた。
その“何か”はご丁寧に一つずつ毛糸や縄跳びで結ばれていて、ぱっと見では緑色のトロッコ列車だ。

「前に進むと、どうなるの?」

「“終わり”に辿り着くわ。そこまで行ければ、“出口”も見付かるらしいわ。」

彼女が“私”に振り向くと、顎で彼女の前に浮かんでいる緑色の“何か”を指した。
その“何か”の上には小さい“モゾモゾ”が二個いたけれど、乗り手のようには見えなかった。

「後ろに戻ると、どうなるの?」

「“始まり”に逆戻りするの。あの子に会いに行く為にね。」

“私”は目を見開いて、緑色の“何か”に爪を立ててしがみ付く。

「“私”も行く!あの子に会いに、私も戻るわ!?」

「まぁ、待ちなさい。話は最後まで聞くものよ?」

彼女は言った。

――“戻る”事を選択すると、“進む”事が難しくなる事。

「どうせ進んだ距離が分からないんだもの。変わらないわ!」

――“先”に行けば、“再会”できる可能性がある事。

「“まっさら”な状態で会っても、気付けない可能性の方が高いわ。それに、“私”は“私以外の存在”であの子に会っても仕方がないもの!」

――見たくないものを見るかもしれないし、あの子には“私”が“見えない”事。

「…それでもいい。“私”があの子の顔を“見たい”んだもの!」

“私”の視界の端に、たくさんの緑色の“何か”に乗る存在が通り過ぎていく。

細い棒が刺さったモノに跨るもの。
クルクルと回るモノを操るもの。
空を飛ぶモノの上に乗っているもの。

中には彼女たちのような形状のモノに乗るものもいるが、ソレに乗るものは皆、“私”のように川に佇んでいた存在に話しかけている。

「…何度も、同じ“道”を進むことになっても?」

「構わないわ!だって、あの子は迷子になりやすいんだもの!“私”がしっかりと“道”を覚えて、いつか“私”が迎えに行ってあげるのよ!?」

そう宣言すると、周りに佇んでいた存在たちは、我先にと自分の眼前に止まっている緑色の“何か”に乗り込もうと動き出した。

「…乗るなら、“最後尾”に乗りなさい。」

彼女は呆れたようにため息を吐き、“私”が緑色の“何か”に乗るのを手伝ってくれた。

「コレは何?」

「…ただの“船”よ。アナタを“拾って”行くために、みんなで作ったの。」

話しを聞いて周りを見ると、たしかに“船”の形状のソレは必ず誰かを川から拾い上げていく。

「どうして“繋がって”いるの?」

「行き先が全員、“同じ”なの。はぐれないように、列車みたいに“繋ぐ”ことにしたの。」

――“前”と“後ろ”の子にだけ気を付けておけば、後は川の“流れ”に従うだけだから…。

「せっかく“巡り合えた”のに、離れちゃったら悲しいでしょう?」

彼女が笑うと、“後ろ”にいる“家族”たちも笑う。

「…ずいぶん、多いのね?ウチの“船”だけ桁違いよ。」

「仕方がないわ。あの子は不器用だったから、どんな“縁”でも、誰も解くことができない“真結び”にしちゃうのよ。」

“私”よりも大きい子に、“私”よりも小さい子。
どっしりと座る子もいるし、せわしなく動き続けている子もいる。

「さぁ、“新人さん”?私たちはアナタに付いて行くから、あの子の許へと向かいましょう?」

――ちゃんと、あの子の“結び方”と同じだから…。

「任せてね!全速力で、あの子の許へと“帰って”みせるわ!?」

雄々しく“尻尾”をピンッ!と立てて先導し、“私”たちはあの子の許へと“船”に乗って帰って行く。

――誰一匹、欠ける事無く川を下る。

懐かしい“私たちの世界”の許へと、帰って来たのだ。


――


目が覚めると、視界一杯にサビ柄の彼女のお尻が広がっていた。
まったく…“飼い主”の顔の上でグースカ眠れるなんて、とんだ“大物”である。

――“あの子”は“横断”はしても、“逗留”はしなかったぞ…。

毛皮が濡れる感触で目が覚めたのか、ゴロゴロ音が始まった。
その音に反応して、ゾロゾロと他の猫たちも集まってくる。

――ドダダダダッ!

その中に、懐かしい足音が混じっていたように感じた。


ーーここから夢の感想ーー

第53夜 芸術家の猫たち」「第56夜 星空思い出帳」にも登場していた、“家族”たちの夢でした…。


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コメント

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Re: お盆だから会いに来てくれたんですね…

こんにちは!
ブログ訪問&コメントありがとうございます!

…彼女たちはとっても優しくて、本当に良い子だったので、きっと今でも心配をかけてしまっているのでしょうね。
夢の中だけでも“再会”できて、嬉しかったです。

お優しいコメント、本当にありがとうございました!

お盆だから会いに来てくれたんですね…

ぽち猫さんは優しい方なので
いっぱい会いに来てくれるんだと思いました!
ご縁を大事にする方って、素敵だと思いますよ!

ぽち猫

初めまして、ぽち猫です。
猫とカタツムリと同居中の機械音痴です。

主に夢日記、とび森&ポケモン関連のプレイ日記を書いていこうと思っています。
…思っているだけです。
あくまで思っているだけで、予定はいつでも未定です。

ゆったりのんびり、猫のように気ままなブログを目指して頑張ります。