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夢日記 第103夜「悩む師弟と意見の相違」

夢日記「Dream Diary」
05 /04 2019

こんにちは、ぽち猫です。
お互いに“仲が良い”と認識していても、“人生”の方向性が全く違う人しか居ないんですよね…(小さい頃は、自分や他人の区別が全くなかったのにね…)。

「夢日記アプリ」に投稿する予定だった、“夢”の物語です。




ある女の子達の話です。

一人は“弟子”、一人は“師匠”。
二人は“絵”を描く事が大好きで、時々、楽しそうに“ネタバレ”をしない程度の創作秘話を語り合う仲でした。

…しかし、今の二人は仲違いをしています。

やる気はあるけど、人気のない“弟子”。
やる気はないけど、人気のある“師匠”。

“弟子”が何時間もかけて描き上げた“力作”よりも、“師匠”が片手間に描き殴った“落書き”の方が評価されているからです。

「でも、私の方が“物語”を書いているのに!?」

…“第三者”である私は、ずっと愚痴を聞かされ続けているのでした。


――


薄暗い室内に、薔薇の香りが漂っている。
匂いの密度は濃いが、少しだけ水っぽい。

――“誰”の部屋だろう?

シャープペンシルや消しゴム、アルコールマーカー等の文房具。
捨て置かれたスケッチブックの上には、色鉛筆が転がっている。

私は、足元に落ちていた鍵モチーフの雑貨に手を伸ばした。
量産品特有の軽さを感じるが、なかなか洒落たデザインだ。

「頑張る意味が分からない、何もかも滅茶苦茶にしてしまいたい…。」

舌打ちと共に、忌々しげに吐き捨てる少女の声。
私は散乱する百合水仙の造花を撫でながら、テーブルに突っ伏した背中に意識を向ける。

「…“誰かさん”は、二人とも邪魔だな。」

ポツリと呟かれた言葉は、涙に濡れながらも狂気に満ちていた。


――


「他人が書いた作品じゃないと駄目なの?自分と関係がないから興味がないの?」

雑踏から離れた、狭い路地裏。
土埃で汚れた石壁に、二つの影が映されていた。

「ごめんね。いつも一言だけで済ませて、ちゃんと褒めてあげられなくて…。」

「努力したのに、認められない事が何よりも苦痛なの。それ以外なら、きっと乗り越えられるのに…。」

影達は、一枚の色褪せたポスターを挟むように立っている。
独特の形をした小瓶の後ろから、陽が射すデザインだった。

「頼りにして申し訳ないけれど、いつも“絵”も“小説”も好きだと本当に思っていたから…。」

「…なんか、もう何もかも捨てて逃げ出してみたい気分なの。」

右側の影は“ボブカット”で、声に合わせて髪がパラパラと動いている。
左側の影は“ロングヘアー”で、右側の影より少し低い位置に頭がある。

「そもそも、創作は自分の好きな時にするものだし…。“締め切り”はないんだから、時間を切り詰めて無理してまで活動して欲しくない…。」

「…は?」

ピタリと、右側の影の動きが止まる。

「焦らなくても、大丈夫。いつだって、良いんだよ。」

柔らかく、諭すような声音で左側の影が言う。
その語尾には、自分の考えに絶対的な自信が滲み出ていた。

「はぁ?ソレ、本気で言ってるの!?」

右側の影が、物凄い勢いで吼えた。
身体全体で怒りを表し、大袈裟な身振り手振りで語り出す。

「どうして、見てくれないの?“設定”が、理解不能?そもそも、需要がない?」

「確かに、認められなければ作る意味がない、という気持ちも分かるけれど…。」

右側の影はガタガタと激しく、左側の影はオドオドと縮こまるように体勢を変えた。

「頑張ったら、評価されたい!努力したら、対価が欲しい!そんなの、当たり前の事じゃない!?」

「…でも、それを大声で周りが悪いかのように言ってしまうと、いつかは誰からも見てもらえなくなると思うよ?」

第三者である私には、どちらの意見もよく分かる。
劣等感に苛まれて暴走する“弟子”の気持ちも、受け止める為に苦心する“師匠”の気持ちも…。

「あなたは良いじゃない!他に“親友”も居て、私が居なくても“信者”が守ってくれるのだから!?」

右側の影が叫ぶと、左側の影が消えた。
呆れたのか、諦めたのかは分からない。

「…飽きられたのなら、もう見せない。ただ、それだけの話なのですよ。」

ポツリと呟き、右側の影も消えていく。
残された石壁に貼られたポスターの上に、一羽の小鳥の影が過ぎていった。


ーーここから夢の感想ーー

“絵”や“文章”で自分の考えた物語を表現するのは、とても難しい事ですよね…。
*よく誤解されるのですが、私は一度も“小説”を執筆した事はありません(“詩”や“設定集”を認めた経験があるくらいです)。



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ぽち猫

初めまして、ぽち猫です。
猫とカタツムリと同居中の機械音痴です。

主に夢日記、どう森&ポケモン関連のプレイ日記を書いていこうと思っています。
…思っているだけです。
あくまで思っているだけで、予定はいつでも未定です。

ゆったりのんびり、猫のように気ままなブログを目指して頑張ります。