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夢日記 第104夜「“パセリ”と呼ばれた猫の記憶」

夢日記「Dream Diary」
05 /30 2019

こんにちは、ぽち猫です。
朝、早くに“インターホン”の音で叩き起こされました…(“間違いピンポン”だったようで、大声で知らない人の名前を叫ばれた時に「誰やねん、それ…。」と本気で首を傾げてしまいました…)。

「夢日記アプリ」に投稿する予定だった、“夢”の物語です。




「誰にも見付かっては駄目よ?すぐに帰ってくるから、それまで大人しく待っていてね?」

…“鍵”を閉める音は、いつも大きく響いていた。


――


「…“雨”は、嫌だなぁ」

私の隣に座る少年が、ポツリと呟いた。

「寒いし、冷たいからね…。」

窓枠から垂れる水滴を見上げていた私は、少年の声に反応して瞬きを返す。

――体温が下がり過ぎると、とても眠くたくなるからね…。

“言葉”を話す術を持たない私は、少年の腕に自分の頭を擦り寄せる事しか出来なかった。


――


電灯を点ける事は、許されない。
…ココに僕が居る事は、公然の“秘密”だった。

カーテンに包まって、“外”を眺めていた。
…ボロボロの“布切れ”だけが、“防寒具”だった。

部屋に明かりが灯る度、冷たい窓に手を伸ばす。
…触れた指先が感じるのは、体温で曇る硝子の硬さだけだった。

――僕にとって“お留守番”とは、終わりの見えない“かくれんぼ”の合図だった。

…そして、ソレは私にも当て嵌まる“過去”でもあった。


――


「誤解しているみたいだけど、僕は“真っ暗な時間”が好きなんだ。」

――それは誰にも言えなかった、“昔話”。

「夜にならないと、“人”の姿が見えないからね?」

精悍な顔立ちの青年に、線の細い少年が語りかける。

「じゃあ、“名前”の由来は…。」

「ただの“好物”。それ以上でも、それ以下でもないよ。」

――眼の色が“緑”だったから?残念、それとは無関係なのでした。

「…食べる事が出来るのなら、“味”なんて本当に些細な問題だったからね。」

目を見開く青年の変化を、少年は眼を細めて観察していた。


――


…カシカシ、と“外”から音が聞こえる。

ソレは本当に小さな音だったが、窓に張り付くように座り込んでいた少年の耳には届いたようだ。
背伸びをするように鍵を押し上げ、結露が滴る硝子戸に両手を押し付けるように滑らせて開ける。

「いらっしゃい、今日も遊びに来てくれたんだね!」

嬉しそうに招き入れる少年の声に、訪問者はプルプルと身体を震わせて応えた。
黒色の毛が部屋の中に舞い、ソレを見た少年はキャッキャッと手を叩いて笑う。

「…あ、“お肉”!」

少年は訪問者の口に咥えられた物に気付き、大きな目を輝かせた。
半分の大きさに切られたウィンナーは、“お土産”の中でも上物だ。

――冷めない内に、早く食べなさい。

少年の痩せた手の平の上に、緑色の眼をした黒猫は躊躇う事無く“獲物”を落とした。


――


「“外”に出るのが、怖かった。」

だって、あんなに沢山の“人間”を見たのは初めてだったから…。

「何を話せば良いのか、分からなかった。」

だって、今まで“人間”と会話をした事が一度もなかったから…。

「…“さようなら”は嫌いだから、“またね”って言っていたのにね。」

――だけど、君を放っておけなかったんだ。

そう言ったのは、誰?
そう思ったのは、誰?

――おかえり、今日は何をして過ごしていたんだい?

…その“言葉”が嬉しかった事を、私は今でも覚えている。


ーーここから夢の感想ーー

魚の“皮”は食べられるようになりましたが、魚の“尻尾”は食べ物と認識できずにいます…。
*同じ理由で、海老の“殻”も食べられません…(どうしても、“プラスチック”を齧っているようにしか思えないのです…)。



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コメント

非公開コメント

こんにちは

もしホントにパセリなんてネコちゃんがいたらどんな色の毛並みでどんな種類のネコちゃんだったりするんだろうねぇ~。
そういうのを考えるだけでも楽しそうだね♪

Re: こんにちは

こんにちは!
ブログ訪問&コメントありがとうございます!

私が“夢”で見た子は、ヘーゼル色の瞳の大きな黒猫でしたよー。
でも、パセリの花は“白色”なので、もしかすると小柄な白猫の可能性もあったかもしれませんね。

お優しいコメント、本当にありがとうございました!

ぽち猫

初めまして、ぽち猫です。
猫とカタツムリと同居中の機械音痴です。

主に夢日記、どう森&ポケモン関連のプレイ日記を書いていこうと思っています。
…思っているだけです。
あくまで思っているだけで、予定はいつでも未定です。

ゆったりのんびり、猫のように気ままなブログを目指して頑張ります。