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夢日記 第26夜「星空と白い花弁」

夢日記「Dream Diary」
01 /04 2017

こんにちは、ぽち猫です。
何故か4時頃から起き出して、キャットフード関連のサイトの“我が家の猫”情報を更新していました。

「夢日記アプリ」に投稿中の“夢”の物語です。




気が付くと、満天の星空を見上げていた。

頬に当たる柔らかな感触。

冷たいような、そうでもないような…。
ふんわりとした香りが鼻腔をくすぐる。

私は生まれて初めて見た、空を覆うたくさんの星々に感動することも忘れて…。

――どこだ、ここ?

…眉を寄せた。


――


起き上がると、空が遠のいた気がした。
髪に絡まる白い花弁が、はらりはらりと落ちていく。

――これが、柔らかな感触と香りの正体だろう…。

まだ混乱の残る頭をゆっくりと動かし、辺りを見渡す。

私を支える白い花弁。
それが見渡す限り、視界の届く範囲すべてに敷き詰められている。

そして、それらを包むように広がる満天の星空。
美しい光の数々と、吸い込まれるように惹かれる闇夜。

…私はこれ程までに美しい光景を、見たことがなかった。


――


思い付いて、足を振り上げる。
右足は何の抵抗もなく持ち上がり、足に絡まっていた花弁も舞う。

…振り上げたままの格好で、考える。

――地面に、足が掠らない…。

足を降ろし、しゃがみ込む。
そして手で花弁を掻き分けていく。

頼りないはずの花弁。
手触りは花だが、その強度は高価な絹のようにしっかりしている。

…私の身体が沈まずに安定している時点で、私は気付くべきだったのかもしれない。

掘っては積み、掘っては積んでいくが…。
地面に指先が着くことは、終ぞなかった。


――


雲一つない、満天の星空。
見渡す限り続いているであろう、白い花弁たち。

辺り一帯に漂う、優しい香り。
肌に触れる柔らかな感触だって、心地良い。

…しかし、この世界はあまりにも“静か”だった。

否、“静か”…なんてものではない。
“無音”なのだ。

時折、風が吹くのか巻き上がる花弁。
その光景にすらも、音がひとつもしないのだ。

ブルリ…と、身体を震わせる。

ここは生き物が“楽園”と願う場所かもしれない。
しかし、“楽園”で生きることは…。

…果たして、本当に“幸福”なのだろうか?

――それは千年後の未来の話。

唐突に、私の口は動き出す。

このまま“無音”の状態が続けば、私はきっと狂ってしまう。
だから私は、歌っているのだろう…。

全ての歌詞を覚えきっている歌など皆無だ。
覚えている部分だけ、壊れたラジオのように紡ぎ続ける。

…そして、その歌が飽きれば違う歌を奏で始めるのだ。

――終わらない世界の…夢。

綺麗なものしか存在しない、無音世界。
私はそこで、ひたすら歌い続けていた。


ーーここから夢の感想ーー

なんという、幻想世界。



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コメント

非公開コメント

凄く綺麗な夢ですね!

楽園の矛盾の表現が、とっても格好良かったです!

Re: 凄く綺麗な夢ですね!

こんにちは!
ブログ訪問&コメントありがとうございます!

この“夢日記”は私のお気に入りの一つで、夢を見たその日の内に一気に書き上げた記憶があります。

「美しい物だけが存在する世界を、果たして本当の“楽園”と呼ぶべきなのだろうか…?」
この問い掛けも、ある種の“難題”ですよね…。

お優しいコメント、本当にありがとうございました!

ぽち猫

初めまして、ぽち猫です。
猫とカタツムリと同居中の機械音痴です。

主に夢日記、どう森&ポケモン関連のプレイ日記を書いていこうと思っています。
…思っているだけです。
あくまで思っているだけで、予定はいつでも未定です。

ゆったりのんびり、猫のように気ままなブログを目指して頑張ります。