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夢日記 第93夜「予知夢の欠片と梅田ビル」

夢日記「Dream Diary」
12 /30 2017

こんにちは、ぽち猫です。
喘息でぶっ倒れている姪に「大至急、“認知症”の婆さんでも入所できる施設を探して!」と怒鳴り散らす叔母は、本当に“鬼”だなと思いました(体調云々以前に、年末年始に相談なんて出来るわけないのにね…)。

「夢日記アプリ」に投稿中の“夢”の物語です。




気が付くと、狭いエレベーターの中に居た。

私と、友人であるMちゃんの二人っきり。
独特の“臭い”が充満する密室内で、私達は会話に花を咲かせていた。

立ち位置はMちゃんが奥側で、私が手前のドア付近。
エレベーターのほぼ真ん中に立つMちゃんの方を向くように、私はカーボタンの前で側面に付けられた手摺りに背を向けて立っていた。

――ピンポーン。

身体が押し上げられる感覚が止まり、ふわっと踵が浮いた気がした。
真中開きのドアが不自由そうな動きで開き、白いリノリウムの床が見える。

私はスルリと滑らかな動きで外に出て、後ろを振り返る。
丁度、Mちゃんが力任せにドアに挟まった左足を引き抜いて出てくるところだった。

「…もう、“閉店”時間なんかな?」

「さぁ?…とりあえず、ドア閉まるの早すぎるわ。」

大型スーパーにある、アミューズメントスペースのような場所。
広い店内、所狭しとUFOキャッチャーやコインゲームが羅列している。

ピコピコと蛍光色のランプを点滅させる画面は忙しなく動き続け、繰り返しゲームの説明を続けているが…。

騒々しい店内に、私とMちゃん以外の“人影”は一つもなかった。


――


エレベーター付近は明るく、ゲーム機がけたたましい音を響かせる。
しかし、奥の方は電気が消され、機械には白い布がかけられていた。

「とりあえず、六時の映画には間に合いそう…かな?」

「多分、大丈夫なんじゃない?もう降りるだけやろ?」

――現在時刻、午後五時四十六分…。

私とMちゃんは比較的、明るさが保たれている左側の通路を一瞬だけチラ見し、躊躇いなく薄暗い右側の通路へと進んで行った。


――


非常口付近にあるドリンクコーナーの前を右に曲がり、通路に沿って歩いていく。

「なかなか見れないからね、こういうの。行った事ないけど、“お化け屋敷”って、こんな感じなんかな?」

「…もう早く行こ。」

薄暗い店内の雰囲気が怖いのか、少し口数が減ったMちゃんを尻目に、私はキョロキョロと周りを観察しながら足取り軽く進んでいく。

――カチャンッ…。シャンシャンシャン…。

階下へと向かう為、エスカレーターのある場所へと向かっていると、進行方向から金色の“何か”が転がって来た。

――赤い組紐の付いた、金属製の小さな鈴。

軽やかな音を立てて転がる鈴は、一回、二回と転がる度に大きくなっているように見えた。
私達は無意識に内に足を止め、此方へと向かってくる鈴の行方を探る。

…コロコロと転がり続ける鈴が、私とMちゃんの間を転がり抜ける瞬間。

――私は咄嗟にしゃがみ込んで、右手で鈴を掴み上げた。

「…冷たい。」

指で摘める程度の大きさに見えた鈴は、私の右手にギリギリ収まる程度の大きさにまで成長していた。

「…どうしよっか?」

「…さぁ?」

拾い上げてしまったが、この鈴をどうすれば良いのかが分からない。
Mちゃんにも意見を求めるが、彼女は鈴に興味すら抱いてもいないようだ。

仕方がないと、ジーパンのポケットに鈴を仕舞いながら立ち上がり、前に向き直ると二人の人影が現れた。
薄暗いので断定は難しいのだが、どうやら男性の二人組みのようだった。

私から見て左側の男性は背が低く、右側の男性は高かった。
どちらもカジュアルなデザインのジャケットを羽織り、ショルダーバッグを提げている。

荷物の少なさや雰囲気から、彼らはこの辺りの学校に通う学生なのだろうと思った。

――もしかして、このお兄さん達が落としたものなんじゃ…?

そう思って二人を観察すると、何かを探すように鞄やポケットを漁っているようにも見えた。

「あ、あの!」

「…はい?」

すれ違う瞬間に声をかけ、ポケットから取り出した鈴を差し出した。

「この鈴、落としませんでしたか?」

「…あっ!」

背の高い方の男性はジロジロとコチラを見るだけだったが、背の低い方の男性が反応した。

――良かった、持ち主が見付かったっぽい。

ホッとして、伸ばされた手に鈴を差し出し…。

――場面が変わった。


――


私とMちゃんは昇りのエスカレーターから降り、駅構内へと足を踏み入れる。

沢山の電灯に照らされて明るいけれど、眩し過ぎて逆に暗く感じる違和感。
開放感があるようで、何処となく“せせこましさ”を感じてしまう…そんな駅。

だだっ広いプラットホームには九本の電車が行き来していたが、私は迷うことなく一番“左”に停まっていた電車へと乗り込んだ。

「楽しかったねー。」

「ねー。」

進行方向から見ると、一番“後ろ”に当たる車両。
周りには適度に空席があり、ゆったりとした空気が流れている。

「Mちゃん、何か面白い事…あった?」

「ないなぁ…。何かないかな、面白い事…。」

「ないかなー、面白い事…。」

電車に揺られながら、私とMちゃんは同じ言葉を繰り返す。

――何か、新しく始められる事…ないのかなぁ?

進行方向から見て、左側。
窓から見える田園風景を眺めつつ、私とMちゃんは呟き続けた。

「まだ四時やし、行ってみる?“梅田ビル”。」

「えぇー、マジ?今、帰ってきたトコやん。」

出不精の私達からすると、一日に何度も移動を繰り返すのは疲れる事だ。
だが、“今日”は天気も良いし、そこに行けば“何か”が変わりそうな気もしてくるのだ。

「行く?」

「行っちゃう?」

ガバリと立ち上がり、閉まりかけていたドアをすり抜けて駅へと降り立つ。
そこは幸運な事に、私が一番、利用している駅だった。

先程まで乗っていた電車とは違う線路のハズだが、降り立った場所は丁度、目的地に続く方角のホームだった。
…反対方向の電車が私達を降ろして行った事には首を傾げてしまうが、問題はないだろう。

良いタイミングで電車が来た事もあり、私達は考えるのを止めて乗り慣れた各駅停車に乗り込んだ。

――目指すは、“梅田ビル”!

遠くの方に見えるガラス張りの高層ビルを指差しながら、私達は笑い合った。


――


…実を言うと、この夢には“後日談”があったりする。

「Mちゃん、Mちゃん。“梅田ビル”って、知ってる?」

「知らない。何?ぽちちゃん、行ったん?」

「ううん。なんかね、夢でMちゃんと一緒に行ってたの。」

「…は?」

「かくかくしかじか…云々って、感じの“夢”だったのさ!」

「ふーん。」

「でね、これには続きがあってね?なんか、けっこう“当たってる”っぽいんよ。」

「…ん?」

「一緒に行った映画の時間が“午後六時”前後やったし、十五分前に着いて“そういう会話”してたやん?」

「うん。」

「“面白い事しよう”って、氷室神社に行ったやん?その帰りにゲーセンも行ったやろ?その時にさ、“男の子二人”に声かけられたやん?」

「…あぁ、ぽちちゃんが小学生にゲーム誘われたヤツね。」

「そうそう。あの時、Mちゃん興味なさ気にしてたやろ?」

「うん、コインゲームが忙しかったし…実際、興味なかったし。」

「でね?その後の“神戸観光”の方角…って言うか、電車の向きも一緒だったの!」

「…ふーん。」

「うわぁ、興味なさすぎー!Mちゃん、占いとか好きなんちゃうのー?」

「恋愛以外の項目に興味ないもん。」

「はぁ…。相も変わらず、話し甲斐のない事で…。」

…以上である。


ーーここから夢の感想ーー

これを見たのは去年の七月中旬ですが、未だに“梅田ビル”の正体は掴めていません…(そもそも調べてもいないですしね…)。
*“氷室神社参拝”…「思い出語り 結びし縁は唐柿の種



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コメント

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会話文などもあたったら

予知夢というよりかは、正夢に近いかと思いますよっ

私は、ここ夢で見たって友達に話してるとこすら正夢になってパニクってしまいましたが

Re: 会話文などもあたったら

こんにちは!
ブログ訪問&コメントありがとうございます!

今回の夢は、決定的に「夢で見た!」という確信が持てなかったので、「漠然とした雰囲気の“予知夢”なのかな?」と、考えていたのですが…。
言われてみると、確かに“彼等”と遭遇してから気付いているので、どちらかと言うと“正夢”の方が近いのかもしれませんね!

…紛らわしいのでタイトルを変更した方が良いのでしょうが、語感的な事を考えると躊躇ってしまいますね。

ユリアさんの夢日記はいつも拝見しておりますが、夢の性能やコントロール力が凄いですね!

私は“夢そのもの”については、あまり詳しくないですし…。
やっぱり、ちゃんと知識のある人の方が、夢の精度が良くなるみたいですね!

お優しいコメント、本当にありがとうございました!

いえいえ、ぽち猫さんは

1度夢の中で悩みを、慰めてくれましたし
そのおかげであまり悩むこともなくなりました。

ぽち猫さんもかなり夢に、関しての技術が凄いですから。

初夢も楽しみです

Re: いえいえ、ぽち猫さんは

こんにちは!
ブログ訪問&コメントありがとうございます!

私の拙い言葉でも、ユリアさんのお役に立てたのならば幸いです。

楽しみにして頂いていた“初夢”についてですが…。
ドロドロとした雰囲気の実写ドラマを、三人称視点で鑑賞する…という、よく分からない内容の夢でした。

一応、“神社参拝”のシーンもあったので、初夢的には“及第点”という所でしょうか?
今年は初詣に行く時間も取れなさそうですし、夢の中だけでも参る事が出来て良かったです。

お優しいコメント、本当にありがとうございました!

猫ちゃんの写真が、とっても可愛いですね!

goodボタンが無くなってしまった事にはビックリしてしまいましたが、ぽち猫さんの夢日記は相も変わらず読みやすいと思いますよ!

Re: 猫ちゃんの写真が、とっても可愛いですね!

こんにちは!
ブログ訪問&コメントありがとうございます!

前に登録していた“黒猫の彼”の画像が見付からなかったので、“錆猫の彼女”に代替わりしました。

“文章”についてのお褒めの言葉も、ありがとうございました!
まだまだ説明不足な部分も多いですが、そう言って頂けて嬉しかったです。

お優しいコメント、本当にありがとうございました!

ぽち猫

初めまして、ぽち猫です。
猫とカタツムリと同居中の機械音痴です。

主に夢日記、どう森&ポケモン関連のプレイ日記を書いていこうと思っています。
…思っているだけです。
あくまで思っているだけで、予定はいつでも未定です。

ゆったりのんびり、猫のように気ままなブログを目指して頑張ります。